2009年 10月 28日
【田園調布南の住宅】 |
朝晩は少し冷え込むようになりました。昨日は、雨が空気中のチリを落としてくれたようで、富士山がくっきりと見えました。東京にも冬の気配がそこかしこに感じられるようになってきました。着々と現場が進む【田園調布南の住宅】。大工工事、造作工事は、一部外部デッキを残してほぼ終了。リビングには、キッチンカウンター+ダイニングテーブルができました。平面図上はシンプルな線で描かれていますが、立体物としての作り込みがあり、家具工房の方で事前工程を組んで、若干複雑な組み立て。
実際にできてみると、クライアントさんとしては、想定していた以上に大きかった(壁との距離が近かった)ようで。急遽、調整が必要か???、という局面もありましたが、現場で相談の結果、とりあえずそのまま使っていただくことで事態を収拾。これまでの経験上、工事用の養生が外れて、実際に使い始めてみると、問題なく使っていただけるのではないかと思います。
設計寸法としては充分な寸法をとっているのですが、数字として伝えることはできても、「寸法感」という「感覚」を伝えるのはなかなか難しい。「寸法感」「広さ感」はそのまま「生活感」にもつながるものだったりする。生活感、と設計者の経験などが濃縮された図面上の設計寸法との間のギャップ、これを緩衝する手段として、1割り2割り広くする、という方法もありますが、限定された敷地・予算・建築面積のなかで、その1割り2割りをとることもまた、限りなく難しかったりします。
いっそのこと、現場で作りながら考えるという、かつて茶室で行われていたといわれる方法をとりたくなるものの、現況の(ほぼすべての)現場予算では不可能だろうか。悩ましい。
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