カテゴリ:技術・具体( 21 )

アルミのフライパン/made in Factory

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八王子の製造業グループ八王子IJJさんと進めてきたプロジェクトを通して、プロトタイプができ上がってきました。

アルミ鋳造による、一体成形のフライパンです。Vプロセスという精度の高い鋳造技術を使っています。

アルミのフライパンは軽量で扱いやすく、熱の通りもよいので、イタリアン料理のソースづくりなどには欠かせません。テフロン加工のものが多く出回っていますが、長く使っていくと表面のコーティングがはがれて機能が落ちてくるのが難点でした。掴んでも熱くないように、取っ手に樹脂や木を使うものもありますが、これも熱によっていたんできます。

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このフライパンは、取っては熱くなります。鍋つかみや布を挟んで使ってください。
表面コーティングもしてありません。油(良質なオリーブオイルがおすすめ)をひいて使ってください。表面は、工場の職人さんがひとつひとつ手で磨いて仕上げています。
さらに、取っ手と鍋部がシームレスにつながっていますので、汚れがたまりにくく、洗うのが楽です。

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キッチンにおいてきれいに見えるように、シンプルな形をしています。左が仕上げ後のもの、右は鋳造したそのままのもの。モノとしての存在感があります。鋳造を担当してくださった職人さんも、思わず持って帰りたくなった、と言うほど。

長く使い続けていただき、それでも痛んできたら、工場に戻してもらえればもう一度、溶かして鋳造できます。

近日、ファクトリープロジェクトのサイトでも、より詳しくご紹介できる予定です。

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by ben_matsuno | 2010-03-01 15:39 | 技術・具体

アルミ鋳造<八王子IJJ

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八王子の製造業グループ八王子IJJと進めているプロジェクト、先にホームページを公開しましたが、彼らの技術を使った「モノ」が、できてきました。

先行公開です。アルミ鋳造による◯◯◯◯◯。
アルミ鋳造の中でも「Vプロセス」という、精度の高い鋳造技術を使っています。アルミの鋳造に関してはファクトリープロジェクトの工場レポートもご覧ください。
鋳造されたものを軽くブラシ研磨した段階の写真。これから仕上げ工程があります。

試験的にファクトリープロジェクトのロゴを入れてもらいました。
しっかりとした厚みがありながら、シャープでいい感じです。もう少ししたら(たぶん2月中?)何点か、プロトタイプが出来上がってきますので、その際には改めて報告します。

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by ben_matsuno | 2010-01-28 15:17 | 技術・具体

アルミ鋳造・働く環境

昨日は八王子のアルミ鋳造の栄鋳造さんへ、建築家の原田君とともに打合せに行きました。ファクトリープロジェクトで、八王子の製造業グループの仕事をさせていたいている関係の打合せ。

仕事内容としては、HPのコンセプト整理・デザイン、コンテンツとなる技術利用例の提案・製作打合せ、ブログの開設のお手伝いなど、少し幅広い内容の仕事です。

打合せ自体は、僕たちが提案している技術利用例に関することで、CADオペレータの方と直接お話をさせていただいたり、工場長の方に製作方法と寸法の関係をお伺いしたり、といったもの。

女性のCADオペレータの方は、鋳造の型のデータとなる3Dモデリングを担当されていて、3D-CADを自分の手足のように自在に扱っています。いくつか寸法を伝えると、それこそ目にも留まらぬ早さで作図していきます。手元の指が見えない感じというか、マウスから煙が出るような感じというか、ともかく凄まじい勢い。もちろん、勢いだけではなくて応対していただいている雰囲気が和やかで、多数のプロジェクトを抱える多忙な中、面倒そうな貌ひとつ見せずに笑顔で応対していただきました。
工場長も、もう一人紹介いただいた中堅社員の方も同じく、これは社長から社内全体に行き渡っている文化だなと思いました。

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by ben_matsuno | 2009-12-04 10:47 | 技術・具体

モノの向こうに何を見るか

f0003829_1851499.jpg先月末、松本での一こま。円徳建工の現場監督と大工さん鳶さんが、プレカット工場を見学するの図。

先月【大地の景色】一年点検を兼ねて、松本に行ってきました。その際に、このブログ左欄にもリンクしている、松本の大蔵木工さんと、平塚の円徳建工さんの懇親会を企画しました。

大蔵木工さんは【大地の景色】の施工、円徳建工さんは【kinoco/9坪ハウス】の施工で、それぞれ大変お世話になった工務店さんです。
【kinoco/9坪ハウス】「SE工法」でしたが、【田園調布南の住宅】は敷地に合わせた外形に対して、角度を振った内部空間が貫入しているかたち。各所に鋭角や鈍角が現われ、現時点のSEでは容易に対応できないので、【大地の景色】で複雑なプレカットをしてもらった松本の征矢野建材に構造部材の加工をお願いすることになりました。
円徳建工さんには【田園調布南の住宅】の次にも、先月着工した【多摩センターの住宅】でも工事をお願いすることになり、同じくプレカットを征矢野建材に依頼しました。

ちょっと長いけど、続きを読む?
by ben_matsuno | 2009-10-08 19:21 | 技術・具体

アルミを削る


ファクトリープロジェクトにて、アルミ切削加工の小池製作所工場レポートをアップしました。

文:原田一朗、写真は松野です。

小池製作所は、ご家族3人でされている小さな工場ですが、個人向けの直販サイトAlumi Plusを運営されています。

アルミの切削面がきらめいてまぶしい。

皆さんもどうぞご利用ください!!

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by ben_matsuno | 2009-06-02 18:31 | 技術・具体

柔らかい樹脂


ファクトリープロジェクトの工場レポート、栃木県小山市の軟質樹脂加工シンデンさんのレポートを公開しました。

スポンジや弾力性の樹脂は、その配合と加工方法によって、様々な形・性能・効果を発揮することができます。その多様性には目がくらむほどです。

レポートの写真は松野が撮影しました。

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by ben_matsuno | 2009-05-26 23:54 | 技術・具体

伝統は変化し続ける


ファクトリープロジェクトの活動の一環で、東京の伝統工芸、江戸切子の工房「熊倉硝子工芸/華硝」を取材してきました。写真は建築家の高橋堅さん、文は僕、松野です。

衰退を続ける伝統工芸の中で、世界に発信し続けられる理由がどこにあるのか、レポートにて詳細にお伝えしています。何を変えずに、何を変え続けていくのか。熊倉硝子工芸さんのレポートはこちら

江戸切子、ここの製品を見るまでは、正直、あまり好みではなかったのですが、開眼。
華硝さんの切子には宇宙が見えます。

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by ben_matsuno | 2009-05-01 09:17 | 技術・具体

実体を見る


【ファクトリープロジェクト】の工場レポート、LED照明製作のREVOXさん、板金加工のナカツーさん、アルミ鋳造の栄鋳造所さん、精密部品製作の桂精密さん、アップしました。

執筆は、ハラダデザイン原田さん、スタジオエイトの木内さん。僕はナカツーさんの写真撮影(一部)を担当しました。

4月になって、新しい現場も始まり、工場取材に割ける時間が少なくなってきましたが、先日は東京の伝統的ガラス製作所を拝見しました。

抽象的にデスク上で考えたりスケッチしたりすることも大切ですが、それだけだとどうしても行き詰まります。実体を見ること、具体的に考えること、が最近のテーマです。ものをつくっている現場に行くこと、そこでしか得られないモノごとを見いだすこと、得られたことを再度自分の手で絵や文章に書きおこすこと、それを現場やクライアントに伝えること、はじめからクライアントに伝わるスケッチをすること、事実からストーリーを紡ぎだすこと。

具体的で実体感のあるモノの強さを感じています。

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by ben_matsuno | 2009-04-14 23:54 | 技術・具体

【田園調布南の住宅】地鎮祭

f0003829_9434739.jpg先週末、【田園調布南の住宅】の地鎮祭が行われました。
現場監督、大工、鳶、は、【kinoco/9坪ハウス】と同じ布陣。

同じメンバーによるチームでものづくりにあたれることは、とても大事だと思います。工事に携わる方々の間のコミュニケーションはもちろんのこと、私たち設計サイドとのやりとりも、精度や密度、速度が上がるはずです。

円徳建工のスタッフブログにも記事が上がっています。


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by ben_matsuno | 2009-04-07 23:35 | 技術・具体

ステンレスの厚板

f0003829_1045598.jpgf0003829_1045560.jpg【東麻布商店街シンボルタワー】の仕上げは、白。
といっても、実は微妙に紫がかった白を選びました。フッ素樹脂塗装のつやあり仕上げです。

つやありは、汚れが落ちやすいようにという配慮と、艶のある白い面が美しいと考えたから。

紫がかかった白を選んだのは、
夕焼けや曇り空の下でも映える色合いにしたかったことと
今後長い間の経年変化で、白が黄ばんで見えることを想定してあらかじめ青みを入れておこうという配慮もありました。

塗装の下地はステンレスの板でできています。その厚さ5mm。
5mmのステンレスの板を、コーナーで溶接しているのですが
そのコーナーの処理に、製作陣ともども悩みました。
コーナー部分は、結局、手作業でヤスリがけをして、綺麗につながって見えるようにしてもらっています。
厚みのないデータ上のグラフィックパターンを、実体にしていくプロセスがここにあります。

以前このブログで公開した記事も、実はこのシンボルタワーの模型でした。
模型をつくるのはある意味簡単。
なぜなら、そこに何かが欠落しているからです。
むしろ「欠落させる=省略して伝える」のが、模型の役割のひとつ。

しかし、物体にしていくときにでてくる「厚み」を考えることは、とても深くて楽しい作業だと思っています。

抽象的なアイディアを頭やコンピュータのなかでひねっているだけでは接し得ない、
具体的で実体的な世界が開かれているから、です。

(写真は、タワー部分の製作をしてくれた三和タジマさんの工場にて撮影。)

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by ben_matsuno | 2009-03-31 10:56 | 技術・具体


Natural LIFE, comfortable shelter.


by ben_matsuno

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