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建築ジャーナルで取材していただきました。【釜石市小白浜公営住宅】

建築ジャーナルで取材していただきました。【釜石市小白浜公営住宅】_f0003829_18505185.jpg

釜石市小白浜公営住宅の設計プロセスを、「建築ジャーナル」さんに取材していただきました。2013年6月号「地域の話題」のコーナーです。

建築ジャーナルの発行人・編集長である中村文美さん自ら取材しにきていただきました。

奥付のページにある「建築ジャーナルの編集方針」には、こうあります。
1・・・市民、利用者にとっての建築・都市への問いかけと批評
2・・・中央集権主義から地域主義へ。地方自治、市民自治による「まちづくり」をめざす
3・・・人間環境を大切にし、地球環境に負荷をかけない建築づくりをめざす
4・・・市民=公共のための設計業務・建築プロフェッションの確率をめざす

建築メディアの浮き沈みがあるなか、1978年の創刊から綿々と続けていらっしゃること、骨太の編集方針に対して、敬意を表します。取材していただいたこと、励みにします。

デジタルでも購読できるそうですので、皆様、ぜひご一読いただければと思います。

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# by ben_matsuno | 2013-05-31 10:48 | published/掲載・放映

西荻の住宅 完成しました。

西荻の住宅 完成しました。_f0003829_17415589.jpg

西荻の住宅 完成しました。_f0003829_17312284.jpg

西荻窪のリフォーム、工事がほぼ完了しました。

今回は、比較的築浅の住宅で、部分改装です。
・間仕切りを撤去して構造補強梁を入れる。
・階段のやりかえ:ブラックチェリー材
・ドアの新設:ピーラー材
など。
実は知り合いの会社が設計した住宅で、部分的に解体してみると、元の工事もかなりしっかりとした工事だったことがわかりました。いい工事は、下地もいい仕事をしていますね。

クライアントさんのセンスもよく、インテリアだけではなく、家具も素敵なものばかりでした。
その家具と親和するように素材を選び、形を決めていきました。

工務店、大工も、気心の知れたチームでできたので、仕上がりや納まりも高い質を実現できました。質感の良い空間ができました。素材の力は大きい。

※残すは、表札とブラインド。こちらも素敵なものになる予定です。


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# by ben_matsuno | 2013-05-30 17:45 | 作品

【釜石市小白浜公営住宅】LEAF awords にノミネートされました

【釜石市小白浜公営住宅】LEAF awords にノミネートされました_f0003829_13382464.jpg


釜石市で設計を進めている「釜石市小白浜災害復興公営住宅」が、LEAF Awards(ヨーロッパ主要建築家フォーラム主催)の1次審査を通過し、「計画部門-住居系:Best Future Building - Residential」にノミネートされました。

釜石市の皆さんをはじめ、東北の方々の希望に、少しでも役立てていただけると嬉しいです。

"Post-Disaster Public Housing in the city of Kamaishi"( Kamaishi City, Iwate Prefecture, Japan) has made it through and been shortlisted in the BEST FUTURE BUILDING CATEGORY OF THE YEAR forThe 2013 Emirates Glass LEAF Awards.

We wish this to be a HOPE on people in KAMAISHI, and TOHOKU-Area.



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# by ben_matsuno | 2013-05-23 13:50 | news/お知らせ

釜石市小白浜災害復興公営住宅

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2年前の今日、東北三陸沖を震源とする地震が日本を震撼させました。
その地震により、大津波が東北沿岸を襲い、18000人を超える人々の命を奪っていきました。
いまだに30万人以上の方々が避難生活を余儀なくされていると聞きます。

そのような状況の中、2013年1月に釜石市で行われた災害復興公営住宅のプロポーザルにて、弊事務所も協力事務所として参加していた設計チームが、設計者として選ばれました。設計チームの面々は、Ma設計事務所の水上健二さん、アトリエ天工人の山下保博さん、構造の佐藤淳さん、設備の遠藤和広さん・山田浩幸さん。

東日本大震災で、被災された方々へ、あらためてエールをお送りすると共に、明日へ向けた復興の一助となれるよう、心して設計にあたりたいと考えております。
# by ben_matsuno | 2013-03-11 12:35 | news/お知らせ

共に暮らすこと_その5_みんなの家

一昨年くらいだったでしょうか。ひょんなことから中学校の同窓会が盛んに開かれるようになりました。それまで音沙汰なかった友人たちが、年に数回、数人の集まりなども入れたらもっと多い回数、集まるようになりました。

理由のひとつは、Facebookなどのソーシャルメディアが充実してきたことが挙げられるでしょう。子育てが一段落して、奥樣方も外に出やすくなったことも理由のひとつかもしれません。

そんな中で、女性ひとりで暮らしている友人が、同級生以外も含めて幾人もいることに気がつきました。それぞれ皆、社会で認められてきちんとした職に就き、分譲マンションを購入したり、賃貸でもそこそこいい場所を借りて住んでいます。

また、保育園関係では、母子家庭の家族や、旦那さんが海外出張で長期不在の実質母子家庭的な家族もいます。

一方で、うちの町内会に行くと、70歳から80歳と思われる高齢者の方々ばかりで、それぞれ家を持って暮らしています。

若者に目を移すと、うちのスタッフらは、30歳近くになっても(薄給のため)親元から通っていることがほとんどでした。

教えている学生たちは就職口を探し求めて右往左往しています。

松野個人の周囲でも、このような実例があるのですから、社会全体では、もっと多数の、孤独に暮らしている人たちがたくさんいると思うのです。

一年中孤独ではなくても、子供の保育園のお迎えのために仕事を途中で切り上げざるを得ない場面、母親と子供一対一で行き詰まってしまう場面、テレビをひとり見ているご老人、仕事から帰ってきて家に誰の気配もせずテレビをかけ流している女性、若者。

そういうひとたちが、場所を建物をシェアして暮らす、「みんなの家」があれば、いまそれぞれが感じている孤独・つらさ・さびしさ・行き場のないやるせなさ、などの幾ばくかは、解消でき、幸せに一歩近づけるのではないかと思うのです。

無縁社会、孤独死、子育て、少子化、若者たちの非正規雇用、就職難。
これらは、ひとつながりの問題として考えるべきだと思っています。
公共の住宅政策がひとつの鍵ではないかと。

みなさんの暮らしの上の悩み、困っていること、緩く募集中です。

<その4に戻る
その6につづく>

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# by ben_matsuno | 2013-01-15 21:18 | シェア居住のすすめ


Natural LIFE, comfortable shelter.


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