Cat's Eye CE-280/時間

f0003829_1231729.jpgf0003829_1234114.jpgギター関連のお話のも三回目。ovation、Tacoma、ときたら次はMartin、といきたいところですが、まだ、そこには手を出していません(出せていないとも言う)。

写真上は、Cat's Eye CE-280(TOKAI楽器)。中学時代に親にせがんで買ってもらったもの。当時2万円とかそのくらいだったと思います。下は MorrisF-10。
TOKAI楽器は浜松、モリダイラ楽器は松本に製造元があり、いずれも昔からの木材の集散地です。流通と生産が産業を形づくる好例でしょう。

これらのギターのトップは、スプルースのおそらく合板。
いいギター(ovation1863、TACOMA P1など)は単板といって無垢材が使われています。薄いところで2、3ミリの厚さに無垢材を挽いていくのです。が、CE280やF10は下から数えた方が早いほどのロースペックです。
それでいて、CE280は1980年代初頭、F-10に至っては1974年製造ですから、30年前後経た今でも現役の楽器であるすばらしさ。弦を交換し、表面を磨き、劇的な環境変化を与えないこと、最小限のメンテナンスを施し続ければ、(一部の)建築よりも耐久性がある(かもしれない)。

さらに、使われている木は、ゆっくりとした時間の中で乾燥し、新品よりも音の鳴りがイイ、という事実。木は、伐採され製材され組み上げられた以降も、徐々に変化するのですね。板のエイジングによる進化、深化。
ロースペックの楽器とはいえ、我ながら(自分だけか?)ほれぼれする音。

さらにさらに、写真を見比べてボディのくびれの形状が違うのがわかるでしょうか?。CE280は「ドレッド・ノート」と呼ばれる形、F-10は「OOO型」と呼ばれる形で、ほぼ同質の素材で構成されていながら、形によって音が違うのです。(ちなみに写真には映りませんが、いずれも変則チューニングにしてあります)

趣味とは、何か。
仕事に少ししか役に立たず、費用対効果では心理的満足度しか得られないが、長く続けることで深まる個人的体験のこと、ではないでしょうか?

皆さんの趣味は何ですか?

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by ben_matsuno | 2009-02-06 11:54 | 音楽と空間


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