【塩尻の住宅】遠くの地形と切り結ぶ

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f0003829_034530.jpg先週末から今週頭にかけて【塩尻の住宅】のクライアントとの打ち合わせと現場監理。遠くに見えるのは北アルプスの山々。近くの農家の方々も工事の進捗が興味津々らしい。いまは全貌が見えないのでなおさらなんだろう。大きな地形と、小さな地形が重なって体験できる空間になるのだが。
月曜日は朝から現場で各所のチェック。基礎型枠と鉄筋配筋が進んでいます。

また、現地のプレカット工場「征矢野建材」を視察。日本でも有数のプレカット工場。金物を挟み込む構造計算可能な木構造や在来工法のプレカット加工はもちろんのこと、プレカットで出た端材を工場内で接着して間柱として再生、無垢フローリングを材料から加工・塗装まで行って製品として出荷、地元の県産材「信州赤松」の大口径の丸太を製品化したりしている。場内には300mm超の末口を持つ丸太が、それこそアルプス山脈のような山並みを形成している。大口径の材木は入手困難だとばかり思いこんでいたが、認識を新たにした。

なにより感銘を受けたのが、量をこなす仕事だけではなく、特殊加工に長けているところだ。量を供給することから質の提供へ、時代の変化を先読みして、一品生産の住宅に力を入れているという。工場内には長野県内だけではなく、たくさんの関東近郊行きのプレカット済みの材木がパッキングされて出荷を待っていた。

【塩尻の住宅】の材木も12月初旬には、ここでプレカットされる。なんと、通常一日あたり5軒分の処理能力がある加工機械を使って、【塩尻の住宅】一軒を一日かけて加工するのだそうだ。ほとんどすべて斜めにあたる柱と梁の接合部もプレカットで加工する。そのために3次元に動くカッターが使われる。

「征矢野建材」の工場社屋も、もちろん木造である。30年ほど前に、アメリカに発注してつくられた、大断面集成材の工場。1,000mmほどある梁成で、40M近いスパンを柱無しで飛ばしている。年数が経って焼けてきた集成材の深い色が美しい。

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by ben_matsuno | 2007-11-27 23:38 | 作品


Natural LIFE, comfortable shelter.


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